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ラグジュアリー・ブランドは「メイド・イン・フランス」

「メイド・イン・アメリカ」のアメリカン・ブランドが実に少ないのにたいし、フランスのラグジュアリー・ブランドは「メイド・イン・フランス」である場合がほとんどだからだ。ワインやシャンパンはその産地じたいがブランドであるのは当然として、ルイ・ヴィトンやエルメスの生産もフランス本社でおこなわれる。もちろんシャネルも。そうでなければ高品質が保てないからだ。外国の未熟練工を使ってできあがるような製品などラグジュアリー・ブランドではありえない。これは、万博開催の昔から奢侈品産業を国家が推奨してきたフランスの行政指導でもあって、同国ではラグジュアリー・ブランド六九社(「日経ビジネスオンライン」二〇〇六年四月三八日)が結束してコルベール委員会を設立し、希少なハンドクラフトや香水製造などの伝統的製法を保護育成している。ルイ・ヴィトンもエルメスもシャネルも当然ながらそこに参加している。

貴婦人たちに愛用されるアクセサリー

上流社会のレディたちは年頃になるとすぐにパールを身につけ、ヨーロッパの伝統を引き継ぐ、コンサバティブな大人の女性を目指します。そんな彼女たちが好む着こなしは、ジャケットの下からパールをちらっとのぞかせるクラシカルなものや、丸首の半袖のプルオーバーにパール、というパリジェンヌ風です。ヨーロッパでは、年齢と共にパールの粒も大きくなります。あるとき、知り合いのフランス人のマダムが、ディナーの席に黒のベルベットのドレスに三連の大粒のパールのネックレスで現われました。あまりの素敵さに、周囲の人々はみな、目を見張ったものです。日本では、「冠婚葬祭にパール」という発想が根強くありますが、ヨーロッパでは一年中、貴婦人たちに愛用されるアクセサリーなのです。もう一皮、パールを見直してみましょう。

身につけるべきは、クラシックなスタイルと同じ

マナー度が高ければ、カジュアル度数が低くなるというわけではない。カジュアル度数が低くても、マナーの悪い服装は存在する。別次元の問題である。1は、他人の印象を優先している。仕事がらみだからだ。服装が仕事がらみだけと考えると、スタイルが乱れやすくなる。服装は服装で仕事と切り離す。もともとこれも別次元の問題なのだ。常に「他人の目」を意識すべきである。2は自分優先としているが、他人を優先している人もいるだろう。3と4は、自分優先だろう。個々の問題なので決めつけはできないが、参考までに。最後に、すべてのカジュアルスタイルにとって、きわめて大切なことなので、ファクターだけ整理しておく。(1)自分を優先せず、他人の印象を優先するよう習慣づける。(2)身につける場所を考える。(3)不特定多数を想定して、ウェアを選択する。(4)服装を仕事がらみだけと断定しない。(5)もともと着るべき場所が限定されているウェアは、着るべき範囲を熟慮する。(6)意識レベルにおいて、判断基準をマナー度とカジュアル度に置く。カジュアルなスタイルといえども、身につけるべきは、クラシックなスタイルと同じなのである。


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